5年後にまた読んだ本『生きるぼくら』

rosieの図書室

皆さん、結構悩んでいましたが、これがサツキです。花盛りでした。民族博物館の玄関です。

偶然5年後に再読したら、心の傷もクリアしていました。

子ども用読書通帳の手応えあり!

rosieさんが原田マハさんを好きなのを知って、じゅんこさんが「こんなのを読んだよ!」と知らせてくれました。タイトルでは記憶になかったので、読み進むうちに「あれ?確かこれ読んだことあるなあ。」と・・・

それで読書記録の『読書通帳』なるものをめくってみました。これは香川県立図書館が作成している子ども用の本の記録簿なんです。児童室に置いてあり、無料配布です。

rosieさんはこれを重宝に使っています。記録するのが簡単だから✌️ 日付と本のタイトルとメモ欄にはよかったらハナマルを入れておきます。1冊で50冊記入できます。

以前、🌸Hana保育園の同僚が「歳をとると本を読んでもすぐに忘れちゃうから、読むのが嫌になってきて・・・」とこぼしていたのでアドバイス。「読んだら忘れちゃえばいいのよ。タイトルだけ記録しておけば、中身は忘れてもOK. また知りたかったらネット検索すれば内容はわかるし、思い出せるから・・・」

rosieさんは大体1年で100冊以上を目指しています。

rosieさんが好きだった絵『緑響く』

この小説の中心には東山魁夷の作品『緑響く』があります。実際に東山魁夷さんは長野へ通い、御射鹿池(みしゃがいけ)を見てこの作品を仕上げたそうです。(勝手に写真拝借してすみません)

実はrosieさんはこの絵が好きで、この絵の絵葉書や一筆箋なども購入、よく使っていました。香川でもこの作品の展示があり、見たのだと思います。

5年前に読んだときは単行本でしたが表紙は違っていました。今回読んだ文庫本はまさしく東山魁夷の『緑響く』の表紙でした。

『生きるぼくら』 原田マハ 著  (徳間文庫)

いじめから引きこもりとなった24歳の男性が蓼科に住む祖母に会うために1歩踏み出し、人のぬくもりにふれ、米作りから大きく人生が変わっていく話です。

そして、これが東山魁夷作品の場所、長野県茅野市の御射鹿池です。(「笑う門には福来る」のブログさんからお借りしました。)

東山魁夷美術館での傷跡

香川にある東山魁夷美術館も素敵なところでカフェの窓から瀬戸内海が目の前に見え、まるで絵のように作られたところです。

最後に訪れたのは知人による講演会。本を読むよりももっと前でした。当時、rosieさんは仕事のことでもうボロボロ。喘息は出るし、演奏や知人(東山魁夷さんの関係者)の声を聞くだけで涙が出て、トイレに駆け込む始末。付き合い上、どうしても行かざるを得なくて、モコモコさんと一緒に出かけたのですが・・・なんとも後味の悪い結果となり、以来、訪れることはありませんでした。(多分、モコモコさんはわかっていたと思います)

そして東山魁夷さんの作品を見るのもしんどくて、ご無沙汰になりました。

あれから長い年月が経ち、再度この本を読み直してみると、「あ〜、やはりいい本だなあ」と思い、この御射鹿池の作品『緑響く』もとても懐かしく思えました。

そして、長野にある東山魁夷美術館へ行き、再びこの作品を見たくなったのでした。

調べてみたら、東京から新幹線を使うと1時間半で行けるようです。偶然再読して、傷が癒えたことに気づいたのでした。何事にも時間が必要です。

再読のチャンスをくれたじゅんこさんに感謝しました。そして読書通帳の古い記録にも。

では みなさま ごきげんよう。

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