美しき小さな雑草の花図鑑

これは我が家のヒメジョオンの写真を拡大してみたものです。きれいでしょう?

我が家の庭でも保育園の庭でも、なんと堂々と雑草の花が咲いていることか!びっくりします。

背丈も伸びて、葉っぱも青々として、ほんとに園芸として植えた花々に負けていません。

これは我が家のヒメジョオン(漢字で書くと姫女苑)高さは1mほどあります。

これも我が家のコマツヨイグサ(別名 月見草)、義母が好きなので抜かないので群生になっています。

♪「まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよいは月も出ぬそうな」♪(竹下夢二)

rosieさんだったら、

「もういい加減に見切りをつけて、さっさと前をむいて進みなさいよ!」

と言ってしまいそうです。(笑)大正ロマンにはほど遠いなぁ。

 

こんなにキレイな図鑑は初めてです!

さて、先日もご紹介した「母の友」8月号(福音館)に、花の図鑑が紹介されてありました。

早速、図書館で借りてきてページを開いてみたらびっくり!

こんなきれいな図鑑を初めて見ました。

『美しき小さな雑草の花図鑑』 多作晃一 写真  多田多恵子 文 (山と渓谷社)

続編もあります。

『もっと美しき小さな雑草の花図鑑』(山と渓谷社)

先ほど紹介したマチヨイグサの仲間には、

  • 「コマチヨイグサ(小待宵草)」
  • 「メマチヨイグサ(雌待宵草)」
  • 「マチヨイグサ(待宵草)」
  • 「オオマチヨイグサ(大待宵草)」

があり、その写真も並んでいます。

普段何気なく見ている雑草、かたばみの葉っぱがとても可愛いハート型だとか、ハコベの花ビラは10枚に見えるけれど本当は5枚だとか。

小さな雑草の花をアップで撮ると、本当にきれいなんですね。普段こんなにじっくりと雑草の花を見ることはありませんでした。

 

花の歴史や生態についての学び

作者の素敵な言葉で表現されています。

ドクダミ、ジュズダマ、レンゲソウ、ヒガンバナ、シャガもかつて有用植物として大陸から運ばれて野生化したものだとか。

かつて花粉アレルギーとして悪の帝王と言われたセイタカアワダチソウも今や病気や虫にたたられて勢いがなく、また花粉アレルギーも冤罪だったとか。

虫に花粉を運ばせる虫媒花なので、花粉は風では飛ばないのだとか。

 

人と雑草

知らなかったなぁ。すぐそばに咲いている雑草の花のこと。

作者は後編の「もっと〜」図鑑のラストで、このように締めています。

「雑草が生えている世界、それは人が生きている世界でもあるのです。」

雑草は人とともに生存パターンを変えながら、逞しく生きてきたんだなぁ。

宵待草もほんとは逞しいんだ。花言葉は「移り気」なるほどねぇ。逞しいはずと納得しました。(笑)

 

堂々としたネコジャラシ

この辺りは畑作地帯で、みんな草取りが間に合わず、放ったらかしの場所も多いので、こんなに雑草も堂々と育っているのだろうなぁ。

この雨続きで、我が家の畑も草だらけです。

野菜が草に負けそうです。

夫くんに叫んでいます。

「愛情不足だよー!」と。

移り気な宵待草はダメだよー!新しい草刈り機に夢中の夫くんへ。

あまりに堂々と育ったネコジャラシくんを前に、抜けないでいるrosieさんです。

(と書いて30分後、夫くんは刈りとばしていました。”Oh,NO!”  Yちゃん風驚き!)

鳥たちも雑草たちも皆、堂々と生きているんだなぁ。

私たちはあなたたちを追い詰めるほど働きませんから、ご安心下さい。

(メルカリで見たら、ほぼ定価でしたから、この本は人気があるのでしょうね。)

 

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