義母は95歳、もうすぐ96歳になります。
ずっと元気でお年寄りのお手本のように言われていましたが、さすがによる年並には勝てず、認知症が出てきました。
穏やかだと思えば、感情的になったり。健康な脚力なので、遠くまで歩いて行ったりと。
日によって、また、朝夕の時間帯により、行動が違います。周りは振り回されています。
写真は早朝散歩?の義母を追いかけた、夫くんが撮った朝焼け。(確かに義母が出て行く時間って空がきれいなんです。)
さてさて、夫くんの近頃のショックは郵便屋さんや営業の人が我が家に来た時に、突然「助けて!」と飛び出してくること。
まるで夫くんが悪者みたいですから。
他人に「助けて!」なんて援助を求められたら、息子としては立つ瀬がないですよね。ほんと!
でも2歳の男の子のパパも、同じことを言っていました。
外で遊ばせていて、「もう帰ろう!」と言うのに帰らないで、逆方向へ逃げ出す2歳の男の子。
追いかけていたら、突然、
「たすけて〜!」と叫ぶんですって。
あー、まともな言葉を喋り始めた頃ですからね。
「思わず、周りを見てしまうよ。僕、父親ですと言いたい。。。」
とはパパの言葉です。どこも同じ悩みを抱えているんですね。
さて、95歳の義母のお得意技は天国との通信です。
ある時間になると、一人で歌らしきものを歌いながらあちらの世界へ行ってしまいます。
rosieさんが話しかけると、
「ちょっと待って!今、通信の声が聞こえているから。」
と言います。そういう時はそっとしておきます。
今朝は早朝散歩?に出かけた義母は、探しに行った夫くんの車で戻ってきて、嬉しそうにこう言いました。
「今日は近くのお墓に行ったのよ。」
「そしたら懐かしい友達がたくさんいて、久しぶりにお話ができて楽しかったのよ。」
rosieさんにはわかりました。
ご近所で仲良くしていた、TさんやOさんたちだなぁと。彼女たちはもう亡くなられています。昨日、懐かしい老人会の旅行のアルバムを見ていたからだなぁと。
rosie:「TさんやOさんもいたの?」
義母:「そう、いたのよ。楽しかった。」
rosie:「よかったねぇ。早くこちらにおいで!と言われなかった?」
義母:「それは言われなかった。」(自信たっぷり!)
よかったねぇ。お義母さん!天国に行ってもお友達がいてくれるから安心だね。心配することないね。
人生の終わりに近づくと、あちらの世界とこちらの世界を行ったり来たりするようになるのかなぁ。
専門用語ではレビー小体型認知症というのかもしれませんが、rosieさんは義母の言うこともありかなぁと思っています。
半分は天国寄りになったのでは?そうやって天国からの通信の声に耳を傾けながら、やがて来る日の準備をしているのでは?と思うのです。
実はrosieさんの実母もある時期、
「もうすぐあの世へ行くのでお別れです。お世話になりました。」
と繰り返し、言っている時期がありました。
でもその言葉から2年間、元気に過ごしてから天国へ旅立ちました。
皆、そうやって心の準備をするのだろうと思います。それは周りの人たちも同じかもしれません。
お義母さん、天国からの通信が届いている時はそっとしておくよ。楽しかったことはまた聞かせてね!
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