こぐま社の佐藤さんへ、今になって伝えること

この夏、何度も何度もしそジュースを作りました。種が落ちて勝手に生えてきて育った赤紫蘇だったのですが、至る所で大きくなり、しそジュースになりました。さすがにもう穂が出てきて終わりです。たくさん元気の素になってくれてありがとう。雨も上がったので明日、片付けます。

昔話のパターンは世界共通?

「だいくとおにろく」と「ルンペンシュティルツヘン」

「だいくとおにろく」を弟と一緒に読んでもらっていた7歳の女の子が言いました。

「『だいくとおにろく』の話って、グリム童話のルンペルシュティルツヘンと同じだね。」

なるほど!言われてみれば同じ名前あての話だね。「だいくとおにろく」もそうだものね。よくわかるなあと感心しました。国は違えども、昔話のパターンは同じですね。子どもに聞かせる話は。ただ、rosieさんは感心しました。ルンペルシュティルツヘンというややこしい名前をよく言えたなあと(笑)rosieさんでも毎回言い直しますが。

7歳ぐらいになると、こういう客観的な見方もできるようになるのだなあ(笑)

 

『だいくとおにろく』 松居 直 再話  赤羽末吉 画 (福音館)

 

『子どもに語る グリムの昔話 ①』 佐々梨代子・野村 泫   (こぐま社)

こぐま社のグリムの昔話

この「グリムの昔話」には思い出があります。息子の通っていた保育園で、この本を出版されたこぐま社社長 佐藤英和さんのお話をお聞きしたことがあります。

その時に最後に「佐藤さんに何か質問のある方はどうぞ!」と司会者が言われました。rosieさんは質問ではなくて、正直な感謝をお伝えしたかったのですが、周りはシーンとしていて、なんかオタク風なこの言葉が言えなかったのでした。それはこんな言葉でした。

「私は貴社のこのグリム童話が出版された時に、ケチなので(笑)まとめては買いませんでした。子どもたちにとまずは「グリムの昔話①」を買い求めました。すると読み終えると子どもたちは次を読みたいというので「グリムの昔話②」を買いました。そうして③を、④をと買い続け、結局⑥まで全冊揃えました。子どもにとって本当に面白い本だったのだと思います。

今でもちょっと後悔しています。遠慮しないで言ってあげれば、佐藤さんも喜ばれたでしょうに。なんでもストレートに言えるrosieさんにとっては珍しい出来事だったので、今でも覚えています。

今になって、佐藤さんに言いますね。遅くなってごめんなさい!

「佐藤さん、あの『グリムの昔話シリーズ』は今は全巻ともに孫の手にわたり、私は図書館で借りて読んでいます(笑)グリムのおもしろさを子どもたちに教えて下さってありがとうございます。」

こぐま社の大切にしたいことの第一番に「絵本の読者は子どもたち」とあります。本能的に自分に良きものを与えてくれる絵本に手を伸ばす力を持っていると。「そんな子どもたちを信頼して絵本を作っていこうと思います。」と会社案内に書かれてあります。

ちなみに佐藤さんはクリスチャンの方です。こぐま社の第1冊目は『ほしのひかったそのばんに』というキリスト降誕の話です。リトグラフの素敵なデザインの本です。「こぐまちゃんシリーズ」や「わたしのワンピース」とはまた違った珍しい横長の装丁になっています。

 

『ほしのひかったそのばんに』 わだよしおみ 文  つかさおさむ 絵 (こぐま社)

(⬆️絶版なので、青線部分をクリックしてもらえればこぐま社HPに飛びます)

rosieさんの職業病?無断外出者追跡?

マローンおばさん早朝の外出

マローンおばさんは度々朝早くから、まるで家出人の如くに荷物をたくさん持って、出ていきます。ある時は6時過ぎにrosieさんが出勤途上で発見!保護担当者(夫くん)に電話連絡して通り過ぎます。ある時は玄関先で、無断外出未遂で発見します。道に出ようとしているときは右に曲がるか、左に曲がるかを確認してから、どうするかを保護担当者と相談します(笑)

マローンおばさんの格好はと言えば、黒い大きなリュックサック(パン、着替え、タオル、室内ばきなど)を背負い、手には大きな手提げ袋(紙おむつ、トイレットペーパーなど、時にハンドバックが入っていることも)、杖を持ち、帽子も被っています。おまけに雨の日となれば傘もさし、後ろから見ていると、さすがに坂道では歩いてはバッグを置いて休み、休みしながらですが、平坦な道はさっさと歩きます。自分で帰ってくることもあります。

保護担当者の夫くんは玄関にセンサーをつけていて、人が動くと彼の部屋で「チャラリンチャラリン♪」とセンサー音が鳴ります。

ところが夜でも朝でもrosieさんは玄関のノブの音、廊下を歩く音など敏感に聞こえるので、目が覚めて気づきます。

夫くんはさすがに嫌になるようで、rosieさんが知らせてあげると、「もう放っておけばいいんだよ!いちいち気にしない方がいいから。」と言います。(ならば、自分もセンサーなんか切っておけばいいのにと思うのですが、それが口と実際が違うところです😆)

rosieさんの敏感さ

最近気づいたことは、rosieさんのこの敏感さは、長く自閉症者や知的障害者の仕事をしてきた職業病だなあ?ということです。離れていても、誰がどこで何をしているかを把握しておかないと、とんでもないことになります。ぼーっとしていたら、前にお話ししたようにとんでもない大騒ぎの行方不明者騒ぎになります。

なので、勝手に出ていく人に対しては要注意!捜索になるか、事故になるか?の瀬戸際ですから。気が休まらないのです。

特に、5月にあったような夜中のパトカー騒ぎはもう懲り懲りなので。(以後しばらくは夫くんは厳重な鍵をかけましたが、今はほどほどに戻しています。行くなら行けば良いと)

rosieさんが仕事をしていた時は、電磁波は体には悪いと知りつつ、枕元に携帯電話を置いて寝ていました。何かあった時の指示や連絡の責任がありましたから。夜中でもなんでも困ったら電話して!と言ってあったので。

夫くんはrosieさんに「気の使いすぎだよ。」と言うのですが、これは身についた習慣のようです。

明日からひと休みなんです。

明日から、マローンおばさんは1ヶ月、いつも通っている施設にショートステイに入ります。家のリフォームが始まるからです。長年住み慣れた家をいじられたら、マローンおばさんは激怒して工事の方を止めに入るでしょうから(笑)スムーズに工事をはかどらせるためです。

それで、rosieさんのこの職業病の習慣もショートの休みに入ります。やれやれ!(笑)

 

 

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