やっぱり、空がきれいです。日々違う雲の美しさに感動します。小さくて丸いのはお月様です。
絵本と子どもたち
虹保育園では自由遊びの時に使える絵本棚があり、いろんな絵本がごちゃ混ぜに置いてあります。(rosieさんとしては少々胸が痛むのですが)おかげでままごと遊びにおもちゃとして使われたり、ジャイアンくんなどは絵本を投げたりするので、ボロボロなんです。
rosieさんとしては「絵本は読んでもらうもの」という定義なので、大人がきちんと選んだ絵本を丁寧に読んであげて欲しい。自由に読ませて楽しむならば、その時間を特別にとってほしい。そのことが伝われば、絵本に落書きしたり、破ったりすることはなくなります。
ましてや、ジャイアンくん!投げるなんてとんでもないです。
子ども図書館を持っていた保育園の園長先生もいつも言っていました。
「本はなあ、落とすと綴じてる部分が痛むんや。だから大事にして欲しいんや。」と。
絵本は読んでもらうもの:ささやかな実践
だからrosieさんは幼児クラスに行った時は子どもが持ってきた絵本を丁寧に読んであげることにしています。ただし、読みながら全体にも目を配っています。ジャイアンくんが何をしてるかとか(笑)危険なことはないかとか。
するとだんだん子どもたちには、「この人は絵本を読んでくれる人なんだな。」と分かってきて、rosieさんに絵本を持ってくるようになりました。「読んで!」って。
「しめた!絵本は読んでもらうものパターンがわかってきたな!」とrosieさんは内心思いながら、淡々と読んでいきます。大抵、膝の上に二人、プラス横に一人ぐらいいます。
そして、おもしろかった絵本は次回にまた持ってきます。rosieさんはまた読んであげます。その繰り返しです。
シズカちゃんの変化
先日、「お片付けよー。」と先生が言いました。絵本を読んでもらっていた4歳の女の子、シズカちゃんと一緒に絵本や図鑑を片付け始めました。(シズカちゃんの命名はどうもジャイアンくんが一目置いているようなので)
いつもはぐちゃぐちゃの本棚ですが、rosieさんが「見た時にわかりやすいように、背表紙を手前に、上下もきちん見て並べようよ。」と教えながら、きれいに並べました。
翌日、クラスに行ったら、絵本棚の絵本がきちんときれいに並んでいました。rosieさんにはわかりました。「シズカちゃんだな」って。
案の定、お片付けの時間になるとシズカちゃんが「見てわかるように並べるんだよね。」ときちんと並べていました。絵本たちが喜んでいるように見えました。
シズカちゃんは妹が生まれたばかりで、何となく不安定で、以前のシズカちゃんとは違うんだそうです。朝、登園してきてもしばらくは遠くから見ているだけ。ちょっと遊ぶきっかけを作ってあげたら遊び始めます。
そんなシズカちゃんにとっては、膝の上に座って絵本を読んでもらうことは気持ちが安定するんだろうなあと思います。
賢い子だから、教わったことはきちんと実践することができます。きっとグチャグチャの並べ方よりも、「見てわかるように並べること」がストンと彼女の胸の中に落ちて理解できたのでしょう。
これからのこと
シズカちゃんの輪が広がれば
きっと彼女は一人で黙々と絵本を丁寧に並べることでしょう。そして、そういう仲間が一人、また一人と増えていけば絵本棚は近いうちにきれいになるでしょう。子どもの手で。
rosieさんは傷んだ本の修理をしてあげたいです。
rosieさんはパート職員なので、表立って偉そうなことは言えないので、子どもとの関わりのなかで、新たなものを作っていきたいと思っています。だから、シズカちゃんの変化はとても嬉しい出来事です。
残るは大物?
さてさて大物がいます。ジャイアンくん! 最後は君だよー!
本はボールじゃないんだよー! 「投げないで」と言えばますます投げる君!
君がきちんと絵本を並べる日が来るのだろうか?
rosieさんはずっと君を見ているよ!
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