心に響く「言葉の力・生きる力」
たくさんのお散歩仲間が見てくれたようです。
1月22日(日) AM5:00〜6:00 (初回放送 2001年9月2日)
「こころの時代〜宗教・人生〜アーカイブ 言葉の力 生きる力」 松居直さんのお話
録画していたのですが、待ちきれなくて朝6時から見てみました。NHKの1番目の放送ですので、「JOAB-DTV NHK 教育テレビジョンです」と始まるので、びっくり😉
始めは布団の中でのんびりと見ていたのですが、あまりの凝縮した深いお話に途中から、起きて座って見ました。
カモおばさんは録画ができないそうで、朝5時から見たそうです。ぐるんぱさんのお友達も録画機能が故障していて、仕方がなく、起きてみられたとのこと。そのお友達も、朝5時に布団の中で見ていたそうですが、rosieさんと同じく、「きちんと起きてみればよかった!」と後で後悔したそうです(笑)
古橋さんは教会でもお友達と松居さんのお話になったそうです。松居さんは何度も丸太町教会でも講演されていますから。
「絵本は読んでもらうものです」
松居直さんはずっと軍国主義の中で育ち、「死ぬこと」ばかり教えられ、考えてきたのに、19歳の時に戦争が終わり、突然「生きること」を考えるように大転換し、呆然とした日々を送られたそうです。
そして古本屋さんで、トルストイの『戦争と平和』の本に出会い、読み耽ったのだそうです。
そして、手掛けたのが、「子どもの本」でした。
言葉を聞きながら、それを絵にしていく子どもたち。言葉で、見える世界を創っていくこと・・・
「言葉の力」と松居直さんは呼びます。それが「絵本は読んでもらうものです。」という、彼の持論につながります。
🌈虹保育園にて、以前にあまりに絵本の扱いが雑でショックで、アンケートに書いたことがあります。「絵本は読んでもらうものです。楽しさがきちんと伝われば、扱い方も違うはず。」と・・・すると、担当職員の返答は「絵本は読んでもらい、また自分で読むものだと思います。」とありました。それ以上は言えませんでした。
rosieさんは自称、福音館の回し者(笑)ですから、松居直さんのおっしゃることがよ〜くわかります。
今回の番組は20年前の再放送ですが、実によく熟慮されたお話で、長年手掛けられた子どもの本の仕事の価値が伝わりました。ちっとも古くない。
rosieさんは「言葉」にこだわるタイプなのですが、これも亡き母が語ってくれた昔話のおかげかなあ?と思いました。ダビデ保育園の園長先生が子ども図書館を始めたのも、聖書の「初めに言葉ありき」のみ言葉からでしたし・・・「言葉」に繋がっているんですよね。ずっと・・・
中国、韓国の出版業界のこと。
実はブログにも以前書いたのですが、昨年、美術館で『絵本でひらくアジアの扉』展を見た時に、中国、韓国の絵本の遅れが気になりました。なぜ、こんなに日本よりも遅れているの?と・・・
すると、松居さんが最後におっしゃたのでした。「1920年代、中国の出版業界はとても進んでいて、子どもの本の世界でも魯迅も関わった『小朋友』を出版されていたのです。あのまま行けば、今頃、アジアの出版の中心は上海か北京になっていたでしょう。
でも日本の15年に及ぶ侵略戦争があり、中国の出版業界は遅れてしまったのです。」(その後の歴史にもつながるでしょう。)
韓国も然りでしょう。その後の分断の歴史も踏んで・・・「やっぱり!」とあの原画展を思い出しました。
松居さんは「だから、隣の人を助けなきゃ!と思うんです。聖書にもそう書いてあるから。」
そして番組の最後は、中国の桃源郷の絵本製作の場面でした。
その後、出来上がったのが、この絵本でした。画家は中国の女性です。
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早速に図書館で借りてきました。いつもの図書館にありましたから。
とてもきれいな絵本でした。ぜひ、お読みください。
この番組はなんだか、これからも何度も見てしまいそうです。rosieさんの宝物になりそうです。
では みなさま ごきげんよう。
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